ワーキングプア社長(2009年4月21日)


2008年度の決算がほぼまとまりました。
まだ確定ではないし、こういうことを公表して良いものかどうかわかりませんが、残念なことに赤字です。
出版点数が増えたのに売上が上がらず、厳しい数字になってしまいました。
原稿を一生懸命書いて下さった著者にも申し訳ない気持ちです。
したがって、今年度の私の給料(正確には「役員報酬」と言います)はかなり減る見込み。もちろん、元々ボーナスなどはありません。
ですから、最近では自嘲気味に、「私はワーキングプア社長!」と言っています。
世の中では、社長というとお金持ちだという印象なんだと思いますが、零細出版社は例外なのです。
でもこういうことをブツブツ言っていたら、私の師匠である日本経済評論社の社長K氏からは、
「お前は、世界から戦争を無くすために出版をやるんだと宣言してるんだろう。だったら、貧乏することに文句を言うな!」
と怒られてしまいました。
すいません。そのとおりです。
この文章を最後に、もう言いません。

でも、税理士の先生からは、「企業である以上、きちんとそれなりの売上が上げられて、それなりの給料がとれるような経営を考えてください」と言われていますので、やはり「それなり」のことは考えないといけません。
「理想の出版」と「企業経営」、このバランスは思っていたより大変ですが、何とかやっていくしかありませんね。
出版は継続していくことが一番大事なので。

あ、念のために言っておきますが、こういうことを書いているからと言って、有志舎は倒産するんじゃないかとか早合点しないでくださいね。
これだけは自慢なのですが、当社は未だに無借金経営なのです。
もっとも、借金しなければならないほど商売が大きくないというだけなのですが。

気候もよい季節になってきたし、落ち込んでばかりいても何も解決しないので、継続して「売っていくしくみ」と新しい企画を考えて、どんどんやっていこうと思います。現状を打破できるのは、前に進むことによってのみなので。