アジアから考える
―日本人が「アジアの世紀」を生きるために

水羽信男 編
A5判、290ページ
本体価格 2,800円(税別)
ISBN978-4-908672-11-8


21世紀の現在、国際社会における「アジア」諸国の存在感はますます大きくなっている。日本にとってもアジアとどう付き合っていくのかは、どうしても考えなければならない重大な問題である。そこで、本書は国際政治学・歴史学・文学・人類学など様々な視点から、日本人のアジア認識にはどのような問題点があり、また新たな関係を構築するうえでの可能性はどこにあるのかなどを考えるためのヒントや、現状を冷静にみつめるために必要な知識を読者に提示したい。アジアと共にこの世紀を歩みたい人びとのための「アジア学」入門。



(目次)

はじめに                           
総 論  開かれたアジア論の深化のために                  水羽信男
第1部 アジア認識の再構築のために──「外」からみる日本・アジア
 第1章 アフリカでビジネスと紛争にかかわる日本人たち          大池真知子      
      ──日本の現代小説にみるアフリカのイメージ       
 第2章 ラテンアメリカの植民地支配と独立の経験 青木利夫
      ──植民地近代を考える  
 第3章 雑誌『島嶼邊縁』と一九九〇年代前半期台湾の文化論     三木直大
 第4章 日本における「台湾」/台湾における「日本」            川口隆行
 第5章 ライシャワーのアジア認識と日本                   布川 弘
 第6章 「放射能とともに生きる」
      ──残留放射能問題と戦後の日米貝類貿易            西 佳代
第2部 日本とアジアとの交流・比較──「アジア」の実相
 第7章 中国の憲法制定事業と日本                      金子 肇
 第8章 大正期東京の中国人留学生                     水羽信男
 第9章 竈神と毛沢東像                             丸田孝志
      ──戦争・大衆動員・民間信仰  
 第10章 和解への道                               黄 自 進
       ──日中戦争の再検討  
 第11章 アジアの中を移動する女性たち                   長坂 格
       ──結婚で日本に移住したフィリピンの女性たち  
 第12章 近現代ベトナムへの日本人の関与                 八尾隆生
あとがき

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