三遊亭円朝と民衆世界


須田 努 著
A5判、280ページ
本体価格 5,000円(税別)
ISBN978-4-908672-14-9


名人・三遊亭円朝。彼は幕末に生まれ、文明開化の時代に生きつつ、「怪談牡丹灯籠」「真景累ケ淵」など現代でも高座でかけられている著名な噺を数多く創作した噺家である。本書は、当時の観客に絶大な人気を博した様々な噺の内容と彼の人生・思想を解析することにより、当時の民衆世界に分け入ってその心性を明らかにしていく。これまでの国文学・演芸論とは全く違う歴史学(民衆史)から怪談・人情話をとらえ直す全く新しい試み。



(目次)

はしがき
第一部 歴史学の素材としての三遊亭円朝
 第一章 個人史・言語論的転回・主体
 第二章 天保生まれの三遊亭円朝 描かれた人生 
第二部 文明開化という状況と民衆芸能
 第一章 文明開化という状況(構造)とAIEフィールドとしての寄席
 第二章 文明開化期の寄席と芸人
第三部 作品解析
 第一章 「真景累ケ淵」  
 第二章 「怪談牡丹燈籠」   
 第三章 「塩原多助一代記」 
 第四章 「文七元結」
第四部 記憶の近代 
 第一章 暴力の記憶 
 第二章 江戸 町の記憶
 第三章 差別の記憶 
 第四章 北関東の記憶
あとがき
 

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