講座 明治維新 全12巻

明治維新史学会 編
編集委員:佐々木寛司・木村直也・青山忠正・松尾正人・勝田政治・原田敬一・
森田朋子・奥田晴樹・勝部眞人・西澤直子・小林丈広・高木博志・羽賀祥二

                          ※3〜4ヶ月に1巻ずつ刊行予定

       書    名    編集担当者名    刊行予定
1  世界史のなかの明治維新 木村直也・三谷博 発売中
2  幕末政治と社会変動 青山忠正・岸本覚 発売中
3  維新政権の創設 松尾正人・佐々木克 発売中
4  近代国家の形成 勝田政治・中川壽之 発売中
5  立憲制と帝国への道 原田敬一・飯塚一幸 発売中
6  明治維新と外交 森田朋子・小風秀雅 続刊
7  明治維新と地域社会〈改訂版〉 奥田晴樹・牛米努 発売中
8  明治維新の経済過程 佐々木寛司・勝部眞人 発売中
9  明治維新と女性 西澤直子・横山百合子 発売中
10 明治維新と思想・社会 小林丈広・若尾政希 発売中
11 明治維新と宗教・文化 高木博志・谷川穣 発売中
12 明治維新とは何か 羽賀祥二・佐々木寛司


講座 明治維新 1
世界史のなかの明治維新


明治維新史学会 編
A5判、280ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-37-2


明治維新は、国際的孤立をしていた「鎖国日本」と西洋近代との関係だけで起こった現象ではない。近世日本が組み込まれていた東アジアの国際関係ネットワークとそれぞれの社会が欧米列強の圧力を受けて変動を経験したのであり、その日本列島における現象が明治維新だったのである。本巻は、このような世界史的視野から明治維新をとらえ直し、ペリー来航に至るまでの近世日本の政治・社会の変化を再考して、新しい明治維新史を展望する。

(目次)
総 論 世界史のなかの明治維新               木村直也 
1 ペリー来航以前の国際情勢と国内政治            藤田 覚
2 幕末の対外情報と在地社会                 岩田みゆき
3 武装する農民の内憂と外患                 デビッド・ハウエル
4 幕末・維新期における帝政ロシアと日本           麓 慎一
5 異国船の琉球来航と薩摩藩                 真栄平房昭
6 幕末・維新期の松前蝦夷地とアイヌ社会           谷本晃久
7 一九世紀前半日本における「議論政治」の形成とその意味  朴 薫
8 一九世紀東アジアにおける外交規範の変化          三谷 博
文献目録


講座 明治維新 2
幕末政治と社会変動


明治維新史学会 編
A5判、288ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-42-6


慶応3年12月9日政変に至る過程は、「武力討幕」という言葉のなかに埋もれていた。「鎖国を破った開国」という言説は、明治10年代に成立したものである。では、その真相は、どのようなものだったのか。重層化された構造を持つ言説に覆われた歴史像の下から、幕末政治と社会変動の真の姿を、大胆かつ斬新な視点に立って掘り起こす。新たな幕末史の第一歩が、ここから始まる。

(目次)
総 論 幕末政治と社会変動              青山忠正
1 ペリー来航と内外の政治状況           鵜飼政志
2 近代移行期の民衆と地域移動          浪川健治
3 安政・文久期の政治改革と諸藩         岸本 覚
4 幕末政局のなかの天皇・朝廷          仙波ひとみ
5 徳川政権と万国対峙                奈良勝司
6 畿内の幕末社会                   岩城卓二
7 慶応三年一二月九日の政変           青山忠正
文献目録


講座 明治維新 3
維新政権の創設


明治維新史学会 編
A5判、320ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-48-8


「王政復古クーデター」によって発足した新政権は、「公議」「公論」を掲げ ることで、新体制の確立を模索した。しかし、その道は平坦ではない。戊辰戦争に続く農民一揆や尊攘派などの反政府運動、政府内の対立が深刻化した。そして藩体制の解体と新たな国家体制の創出が大きな課題となっていく。廃藩置県による中央集権体制創設へと向かう激動期を多様 なテーマから分析し、維新期の新たな時代像を提示する。

(目次)

総論 維新政権の創設             松尾正人
1 戊辰戦争の軍事史             保谷 徹
2 草莽と維新                  藤田英昭
3 東京奠都と東京遷都            佐々木 克
4 公議所・集議院の設立と「公議」思想   山崎有恒
5 明治初年の太政官制と「公議・公論」   藤田 正
6 開明派官僚の登場と展開          柏原宏紀
7 府県の創設                  奥田晴樹
8 版籍奉還と廃藩置県            松尾正人
文献目録


講座 明治維新 4
近代国家の形成


明治維新史学会 編
A5判、308ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-54-9


「廃藩置県によって中央集権国家を誕生させた明治政府は、欧米列強と対峙できるような国家の建設を目指して、次々と近代化(西洋化)政策を強行していく。しかし、そのなかで政府内部の対立も激化、士族や民衆の不満も鬱積していき、ついには征韓論政変・西南戦争・自由民権運動の勃興といった激震が政府を見舞った。やがて明治14年政変によって立憲政体への道が示されていく、近代国家建設を目指した熱い時代を多くの論点から描き出す。
(目次)

総論 近代国家の形成                 勝田政治
1 文明開化政策の展開                 今西 一
2 征韓論政変と大久保政権             勝田政治
3 近代化と士族                     猪飼隆明
4 自由民権運動と明治一四年の政変       大日方純夫
5 太政官制の構造と内閣制度           中野目 徹
6 国境の画定                     麓 慎一・川畑 恵
7 明治天皇の形成                   坂本一登
文献目録


講座 明治維新 5
立憲制と帝国への道


明治維新史学会 編
A5判、268ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-64-8


明治政府に対抗して燃え上がった自由民権運動は立憲制の導入と国会開設という国民国家たるにあたって無くてはならないものを日本にもたらした。しかし、その一方で、欧米に対峙して国民国家を形成するという幕末の目標は、日清戦争により、アジア唯一の帝国主義をめざすという方向に変転していく。明治維新という一大歴史劇の終期を描き出す、通史編の最終巻。

(目次)

総論 立憲制と帝国への道            原田敬一 
1 自由民権運動と憲法論              新井勝紘
2 初期議会と民党                  飯塚一幸
3 松方財政から軍拡財政へ           池田憲
4 日清戦争                      大谷 正
5 一九世紀末、日本統治期の台湾       栗原 純
6 軍隊と社会                         一ノ瀬俊也
7 近代法体系の成立                三阪佳弘
文献目録


講座 明治維新 7
明治維新と地域社会
〈改訂版〉

明治維新史学会 編
A5判、270ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-85-3


明治維新とは政治的変革であると同時に社会的な変革でもあった。近世の地域社会は、明治維新の過程の中でどのように変容していったのか。幕末から市制町村制の施行まで、激変していく地域社会の実態を追究するとともに、そこに生きた人びとの姿も明らかにして、維新変革と地域の有り様との歴史的連関を探求する。

(目次)
総論 明治維新と地域社会        奥田晴樹 
1 幕末地域社会の変貌        渡辺尚志
2 首都東京の形成と民費       牛米 努
3 明治初期の地域社会と民衆運動   小田康徳
4 地方三新法と区町村会法      松沢裕作
5 困民党事件と地域社会       鶴巻孝雄
6 明治前期の豪農・地方名望家    丑木幸男
7 市制町村制の施行と町村合併    植山 淳
文献目録


講座 明治維新 8
明治維新の経済過程


明治維新史学会 編
A5判、300ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-78-5


明治維新以後、近代日本の急速な工業化は「西洋化」に邁進した事によるといわれるが本当にそうだったのか。実は、日本の資本主義化は近世以来の伝統社会の解体を推し進めたというよりは、西洋標準を軸にしながらも、むしろすでに変質しつつあった伝統社会の動きを背景に、それらとの併存と体制的包摂を進めていったところに最大の特徴があった。近代日本社会の形成を「経済」の視点から明らかにし、全く新しい近代日本像を描き直す。


(目次)

総論 明治維新の経済過程                   佐々木寛司・勝部眞人 
1 幕末の市場構造と流通                    西向宏介
2 横浜開港と国際市場                     西川武臣
3 税制改革と禄制廃止                     佐々木寛司・落合弘樹
4 欧米農業との邂逅と農業政策官僚のネットワーク    友田清彦・勝部眞人
5 官営工場と民間工場                     鈴木 淳
6 内国勧業博覧会の歴史的意義               國 雄行
7 社会資本の形成                        神山恒雄
8 在来産業の展開と資本主義                 谷本雅之
文献目録


講座 明治維新 9
明治維新と女性


明治維新史学会 編
A5判、270ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-903426-92-1


西洋文明受容によって進められた明治維新は、近世までのジェンダー秩序を大きく変えた。女性労働とファッション、尊攘思想と在地農村出身女性の政治参加、教育や相続に関わる女性と女性観、芸娼妓解放令をめぐる地域社会と娼妓の行動、子どもを産み育てることの変化などを論じることで、明治維新が女性にとっていかなる意味を持ったのか明らかにする。不可視化されてきた女性/男性のありようを浮かび上がらせ、幕末維新期における性差の変容を描き出す。

(目次)

総 論 明治維新と女性                 横山百合子・西澤直子    
1 ファッションをめぐる社会の変容           田村 均
2 地域社会における女性と政治            ラウラ・ネンヅィ(横山百合子 訳)
3 明治維新期のリテラシーとジェンダー        大口勇次郎
4 明治前期の判決例にみる女性と相続        村上一博
5 幕末維新期の社会と性売買の変容         横山百合子
6 セクシュアリティの変容と明治維新         人見佐知子
7 「産み育てること」の近代               沢山美果子
文献目録


講座 明治維新 10
明治維新と思想・社会


明治維新史学会 編
A5判、290ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-908672-07-1


近世と近代とでは、政治制度は異なっても、それを担う人々の人生は続いている。本巻では、思想を特定の思想家によって語られた政治思想などに限定せず、近年の活発な地域・民衆史料の発掘を土台に、人びとの意識を社会の変化の中で捉え直すことを強調して、思想史の枠組みを広げる試みを行なった。同時に、近世史・近代史双方を踏まえた歴史像を提起することで、二つの時代の研究上の断絶を克服する事も目指す。

(目次)

総 論 明治維新と思想・社会           小林丈広
1 近世後期の政治常識                若尾政希
2 「帝国」言説と幕末日本              桐原健真
3 幕末の社会情勢と地域知識人          谷山正道
4 維新前後の身分意識をめぐる葛藤        斎藤洋一
5 世直しと土地所有意識の変容          白川部達夫 
6 民衆教育における明治維新            八鍬友広
7 衛生観の生成と医学・医療の近代化      石居人也 
文献目録


講座 明治維新 11
明治維新と宗教・文化


明治維新史学会 編
A5判、270ページ
定価 本体価格 3,400円(税別)
ISBN978-4-908672-02-6


明治維新に始まる近代日本を考える際、戦後の歴史学において主流であったのは政治史・経済史の分野であった。しかし一九九〇年代以降、宗教や文化の問題が重要な研究領域として浮上し始めた。本巻ではその成果を総括しながら、同時に現在も刷新されつつある問題意識や研究方法をふまえ、「美術」「宗教」などの近代的な概念や文明開化とメディアの形成、国家神道、天皇制、仏教・キリスト教の社会への受容、古物から文化財への展開、といったテーマから、宗教・文化面における明治維新が持った意味を考える。

(目次)

総 論 明治維新と宗教・文化              高木博志 
1 「古物(古器旧物)」から「文化財」へ         久留島浩
2 新聞と輿論の形成                   土屋礼子
3 歴史画の成立                      高階絵里加
4 国家神道の形成と靖国神社・軍人勅諭       島薗 進
5 近代の宮中儀礼                    ジョン・ブリーン                   
6 公教育とキリスト教界                  田中智子
7 維新期の東西本願寺をめぐって            谷川 穣
文献目録


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